『モンテ・クリスト伯』KV
枠
カンヌ映画祭
華麗なる復讐の幕が上がる

映画『モンテ・クリスト伯』


    ピエール・ニネ
    バスティアン・ブイヨン     アナイス・ドゥムースティエ     アナマリア・ヴァルトロメイ     ロラン・ラフィット
    ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ   パトリック・ミル   ヴァシリ・シュナイダー   ジュリアン・ドゥ・サン・ジャン
    監督:マチュー・デラポルト アレクサンドル・ド・ラ・パトリエール
    原作:アレクサンドル・デュマ
11月7日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
英ビリング

        2024年/フランス/178分/シネマスコープ/5.1ch /字幕:手束紀子/後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ/配給:ツイン © 2024 CHAPTER 2 – PATHE FILMS – M6 FILMS – FARGO FILMS
全世界興収1億ドルを突破!時代を超えて愛される復讐劇の金字塔
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Twin

Introduction

愛と憎しみのスペクタクル

文豪アレクサンドル・デュマが執筆した「巌窟王」の名でもしられる傑作小説が、新たに映画化。

“復讐劇の金字塔”とも称されるドラマチックな展開は、ロマンス、サスペンス、アクションの枠を超え、激しい情念が渦巻く“究極の人間ドラマ”として、現代の私たちの心をも揺さぶる。

実力派スターのピエール・ニネ(『イヴ・サンローラン』)が、驚きの変装術や冷酷な計画を駆使する数奇な運命を背負った男を、優雅かつ繊細に演じきった。セザール賞を受賞した美術と衣装が織りなす映像美は、スクリーンを煌びやかに彩る。

第77回カンヌ国際映画祭では11分間のスタンディングオベーションを獲得し、フランス国内で940万人を動員した話題作が、ついに日本公開!

Story

謎めいた大富豪 モンテ・クリスト伯――

破滅に追いやった者たちへの 美しき制裁

将来を約束された若き航海士ダンテスは、ある策略によって、無実の罪で投獄され、次第に生きる気力を失っていく。絶望の中、脱獄を企てる老司祭との出会いにより、やがて希望を取り戻していった。司祭から学問と教養を授かり、さらにテンプル騎士団の隠し財宝の存在を打ち明けられる。囚われの身となって14年後・・・奇跡的に脱獄を果たしたダンテスは、莫大な財宝を手に入れ、謎に包まれた大富豪“モンテ・クリスト伯”としてパリ社交界に姿を現す。そして、自らの人生を奪った三人の男たちに巧妙に近づいていく──。

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Cast

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    Pierre Niney
    ピエール・ニネ
    エドモン・ダンテス(モンテ・クリスト伯)
    無実の罪で投獄されるが脱獄し、人生を奪った者たちへの復讐を誓う
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    Anaïs Demoustier
    アナイス・ドゥムースティエ
    メルセデス
    ダンテスの婚約者。ダンテスが亡くなったと思い、フェルナンと結婚する
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    Bastien Bouillon
    バスティアン・ブイヨン
    フェルナン
    メルセデスを手に入れるためダンテスを陥れたひとり。メルセデスと結婚し貴族院議員となる
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    Laurent Lafitt
    ロラン・ラフィット
    ヴィルフォール
    野心的な検事。キャリアを守るためにダンテスを不当に投獄する
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    Patrick Mille
    パトリック・ミル
    ダングラール
    出世するダンテスに嫉妬して密告する。後に裕福な男爵となる金の亡者
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    Anamaria Vartolomei
    アナマリア・ヴァルトロメイ
    エデ
    フェルナンの裏切りにより、父が殺され母と共に奴隷として売られた過去を持つ。モンテ・クリスト伯に助けられる
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    Vassili Schneider
    ヴァシリ・シュナイダー
    アルベール
    フェルナンとメルセデスのひとり息子。エデに一目惚れする
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    Julien De Saint Jean
    ジュリアン・ドゥ・サン・ジャン
    アンドレ(アンドレア・カヴァルカンティ公爵)
    父・ヴィルフォールに産まれてすぐに生き埋めにされるが、助けられ密かに成長する。イタリア貴族と偽り復讐に参加する
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    Pierfrancesco Favino
    ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
    ファリア司祭
    牢獄でエドモンに出会い、彼に学問と教養を教える
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Staff

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マチュー・デラポルト
監督・脚本

1971年、フランス・パリ生まれ。1996年から2001年までカナルプリュスの番組制作に携わる。その後、アレクサンドル・ド・ラ・パ トリエールとのコンビで数多くの劇映画やTVドラマの脚本を執筆。 コメディ映画『La jungle』(06)で監督デビューを飾った。そのほかの単独で監督を務めた作品にはスリラー映画『フェイク・ライフ - 顔のない男-』(14・未)があり、パトリエールとのコンビで監督した作品に は『Le prénom』(12)、『Le meilleur reste à venir』(1 9) がある。本作はパトリエールとの共同で監督した3本目の劇映画である。

アレクサンドル・ド・ラ・パトリエール
監督・脚本

1971年、フランス・パリ生まれ。助監督として映像業界でのキャリ アを踏み出したのち、TVシリーズ「新・メグレ警視」などの脚本を手 がける。2000 年代半ばに製作会社オニキス・フィルムズに参加。マチュー・デラポルトとの共同で『ルネッサンス』(06)、『バレッツ』(10) などの脚本を執筆した。デラポルトとのコンビ作『Le prénom』(12) で監督デビューを果たした。本作は『Le meilleur reste à venir』(19) に続き、デラポルトとの共同で監督を務めた 3 本目の劇映画。

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Comment

池田理代子
劇画家・声楽家

少女時代に胸を躍らせ読んだ『巌窟王』の世界が、生き生きとした映像で味わえる幸福に、没頭してしまった。時代に感謝するほかない。

石丸幹二
俳優・歌手

絶望のどん底からの復讐劇。 かつて演じたエドモン・ダンテスが心によみがえり、人生のすさまじい荒波を共に渡った。それは「正義」を果たす道のり、あるいは、身体の奥深くに埋もれた「愛情」を掘り起こす道のりだったのかもしれない。

いのうえひでのり
演出家・劇団☆新感線主宰

面白かった。よく知っている話なのにかなり引き込まれた。友人の裏切りに孤島の監獄からの脱獄の冒険感。めくるめく因果。陰謀。やはり復讐ドラマの金字塔なのだと改めて痛感する。王道の映画化の成功例だと思う。

福山潤
声優

エドモン・ダンテスからモンテ・クリスト伯へ。カバルカンティへ、エデへ、アルベールへ。繋がれる憎しみと愛は再びエドモンへと帰る。なんと美しい映画でしょうか!待って、希望した甲斐が有りました!

礼真琴
女優

私自身が、かつてエドモン・ダンテスを演じた際に感じた苦悩や復讐に燃える野心、そして愛の切なさが非常に鮮明に、この作品に描かれていました。ご覧いただく方々に、きっとたくさんの感動をお届けすることでしょう。

前田真宏
アニメーション監督、アニメーター、デザイナー、漫画家

海に行きたくなった。 海はいいなあ。  頑としてそこにあって動かず、しかし常に揺蕩い、波立ち、大きくうねっている。 金色の光を撒き散らして心を温め、心地良い風を送ってくる。 かと思えば月の引力や遠い低気圧由来の物凄い力を、その暴力的な本性を見せ付けたりもする。 生命に満ち溢れた巨大な死なのだ。 エドモンは海だ。 陸に住む男たちのあまりに人間的な、卑小な営み企みとのコントラスト。 行われた過ちを、神の代行者の如く正しさへ戻してゆく。 そういう物語だと思ってきたが、そうではないのかもしれない。 凡庸な悪である我々の力など、海が持つ想像を絶する物理的な力の前に、寄せては返す引き潮のような生命の根源の回復の力に敵うはずがないではないか! 広大な水平線を指して、帆にたっぷりの追い風を孕み進み行く船影を見送る時、私は爽快な、幸せな気持ちになった。 海はいいなあ。海に行きたい。

※敬称略